【VSCode】UbuntuでVSCodeが真っ白になってしまう問題について
目次
環境
- VirtualBoxで作成したUbuntu 16.04 LTS
- VisualStudio 1.11.2
発生した問題
仮想マシンのUbuntu環境にインストールしたVisualStudioCode(以下VSCode)を起動するとVSCodeのウィンドウが真っ白になってしまう。
テキストファイルなどを読み込むと、タイトルバーの文字が切り替わるので読み込みはできている模様。
どうやら描画がうまくいっていないようでした。
解決方法
3Dハードウェアアクセラレーションを無効にする
この方法はあまりオススメではありません。
3Dハードウェアアクセラレーションを無効にすると動作が遅くなったりすることがあります。
VirtualBoxから、該当の仮想マシンのディスプレイをクリックし(画像参照)、3Dアクセラレーションを有効化のチェックを外します。
VSCodeでGPUを使わないようにする
VSCodeの描画にGPUを使わないように設定することで正常に描画することができました。
$ code
通常上のコマンドで起動するところを
$ code --disable-gpu
とすることでGPUを使わないように設定して起動することができます。
ひとまずはこれで解決です。
通常コマンドで起動した際にもGPUを使用しないようにする
毎回起動する際に --disble-gpu と入力するのは面倒なのでデフォルトで --disable-gpu が入力されている状態に設定します。
設定ファイルを変更するので慎重に!
# nano /usr/share/code/bin/code
上記コマンドでnanoでVSCodeの設定ファイルを開きます。
nanoの部分はgeditなどの他のテキストエディタでもOKです。
設定ファイルを開いたら、
ELECTRON_RUN_AS_NODE=1 "SELECTRON" "$CLI" "$@"
と書かれている部分を探し、
ELECTRON_RUN_AS_NODE=1 "SELECTRON" "$CLI" "--disable-gpu" "$@"
と書き換えます。
これで code コマンドだけで実行した際にGPUを使用しないように設定できました。
Lancherから起動した際にもGPUを使用しないようにする
Lancherから起動するとVSCodeはGPUを使用してしまいますので、こちらも設定が必要になります。
設定ファイルを変更するので慎重に!
$ cd /usr/share/applications $ nano code.desktop
上記コマンドでnanoで設定ファイルを開きます。
nanoの部分は先程と同様にgeditなどの他のテキストエディタでもOKです。
設定ファイルを開いたら、[Desktop Entry]の少し下にある
Exec=/usr/share/code/code -- unity-launch %U
と書かれている部分を探し、
Exec=/usr/share/code/code -- unity-launch --disable-gpu %U
と書き換えます。
これでLancherから起動した際にもGPUを使用しないように設定できました。